ブックメーカーの歴史
サッカーや野球などのスポーツに賭けるという文化は日本ではあまり馴染みのないものですが、欧米では100年以上の歴史がある大衆文化となっており、今のブックメーカーの基礎となるものは18世紀末のイギリスにはすでに存在していました。
初めは個人が競馬の出走馬に倍率をつけて投票を募り、結果に応じて勝者に配当を支払っていましたが、参加者が増加していったことで組織で運営するようになり、最盛期には15000ものブックメーカーが乱立していました。
ギャンブルであることからイギリス政府も規制をかけたり禁止したりしましたが、それでも次々と開業されるため1963年に政府は法律を作り、条件を満たした業者は公に運営しても良いことにします。
これによって一気に大衆文化へと発展していき、賭けられるスポーツも競馬からサッカーやテニスなどのプロスポーツに広がっていき、今では政治や有名人の子どもの名前など賭けの対象は多岐にわたっています。